業務の効率化とサービス向上の受発注システム
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- 11月14日
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更新日:3 日前
株式会社 梅田製作所 様
インタビュー投稿日:2025年12月1日

◆ 御社の事業内容について教えてください。
弊社は、金属表面処理を主軸とし、アルマイト、亜鉛めっき、無電解ニッケルめっきなど、幅広い電気めっきを取り扱っています。製品に必要な性能や耐久性を付加する加工を行う仕事です。めっき業界は、自動車部品や建築材などの大量生産品が中心ですが、弊社は 少量多品種の加工を主軸 とし、細やかな対応やスピード感を求められる案件を数多く手がけています。
◆ CiPS (シップス) を選んだ決め手は何ですか?
当時は今で言う、DX (デジタルトランスフォーメーション) の前段階として「IT化」が注目されていた時代で、ものづくり補助金を利用して活用し、社内の受注状況を可視化しようと検討をしていました。複数のシステムを比較検討した結果、弊社の業務フローに合わせて 柔軟にカスタマイズが可能 であった点が決め手となり、CiPS を採用しました。
◆ CiPS (シップス) の導入から稼働までの期間はいかがでしたか?
導入前は紙ベースで受注から納品まで管理しており、常時1万件ほどの受注を手作業で仕分けし金額計算をしていました。そのため、記入ミス・計算ミス、特定社員への負荷集中などが課題でした。
これらを解決するため、事務作業の標準化とデータの一元管理を進めました。CiPS導入時は膨大なデータ登録や細かなソフト改修が必要で、稼働までには相応の時間と苦労がありました。当初はウィリーさんのエンジニアにも泊まり込みで対応していただいたことを覚えています。長い道のりではありましたが、導入から約1年で安定稼働 に至りました。
◆ CiPS (シップス) 稼働後、どのような効果がありましたか?
検索速度の改善なども行いながら運用を続ける中で、記入ミスがなくなり、売上処理の正確性が向上しました。また、紙ベースでは属人化していた事務作業が標準化され、複数人で作業を分担できるようになったことで、1人あたりの負荷が大幅に軽減されました。
今となっては、現在の受注量をCiPSなしで処理することは想像できません。導入時にお願いしたカスタマイズが完成したことで、弊社の実務にしっかりフィットした仕組みになっています。
弊社理念である「お客様にご満足いただける製品を提供し続ける」ためのDX化第一弾として、CiPSは お客様と工場をつなぐ重要な役割 を担っています。

◆ めっきオーダーシステム「UM-Cloud」導入の経緯を教えてください。
DX化が進む中、さまざまな商品がECサイトで簡単に購入できる時代になっています。その変化を見ながら、「お客様がパソコンから簡単にめっき注文ができ、受け入れから進捗確認まで可視化できる仕組みをつくれないか」という構想を以前から持っていました。そのアイデアをウィリーさんに相談したことが、UM-Cloud誕生のきっかけです。
◆「UM-Cloud」とはどういうシステムですか?
お客様がパソコンから専用アプリ(UM-Cloud)を起動し、図番 / 品名 / 注文番号 / 材質 / めっき処理名 / 数量 / 納期 を入力するだけで注文書が発行できます。この注文書と製品をご持参いただくだけで、受入完了~仕上がりまでの進捗を、パソコンまたはスマートフォンからリアルタイムで確認できます。
▶ お客様に寄り添った UM-Cloud の利便性
伝票代の削減(手書き伝票が不要に)
簡単注文入力(過去の注文を自動呼び出し)
進捗の見える化(受入~仕上がりまでリアルタイム表示)

◆「UM-Cloud」導入後の効果を教えてください。
進捗状況が見える化されたことで、電話・メールでの確認が不要になり、お客様の負担が大幅に軽減されました。また、入力画面で選択できる処理種類により「できる/できない」の判断が事前にしやすくなった点も好評です。受け入れから完成・検査・梱包までの流れもスムーズになり、弊社の強みであるスピード対応がさらに向上しました。
◆ 御社の今後の展望について教えてください。
現在、経済産業省が推進する「100億企業宣言」プロジェクトに参画し、弊社も10年後に売上100億円を目指すことを正式に宣言しています。その実現に向けて、これまで培ってきた表面処理技術、とりわけ電気めっき加工をさらにブラッシュアップし、事業の幅を広げていきたいと考えています。

掲載企業情報
株式会社 梅田製作所 様
■ 事業内容
電気めっき・アルマイト加工の金属表面処理
■ 導入ソフトウェア
生産管理システム CiPS FACTORY
めっきオーダーシステム UM-cloud
WIX ホームページ制作支援
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