
CiPS
ERP 統合生産管理システム
業務フロー
1) オーダー登録
シップスのオーダー登録は3つの方法があります。取引先や用途に合わせて、確実で効率的な登録方法を選択できます。
① 手動入力
受注生産、見込生産、在庫製造ができます。オーダー画面で取引先、品番、数量、納期などの項目を入力し連続登録ができます。
② CSVデータ(EDI)での受注取り込み
CSVデータの列番号で、どの項目が「品番」「品名」「オーダー番号」「数量」「単価」「納期」なのかを取引先単位で設定ができます。入力ミスがなくなるのと共に大幅な時間削減にもなります。
③ 見積からオーダー作成
事前に見積してる案件が受注確定した場合、見積画面からワンクリックでオーダー登録ができます。


2) オーダー情報一覧
オーダー登録されたデータは、オーダー情報一覧でリスト表示ができます。リスト表示された内容はエクセルCSVデータに出力も可能です。
● パソコン単位での表示項目設定
担当部署や役職により、一覧表示したい項目が異なります。シップスではパソコン単位で項目の表示/非表示、並び順も設定変更できます。
● カーソル行の図面表示機能
マウスやキーボードの↑↓キーで選択されている行の図面を表示できます。オーダーと図面を照らし合わせながら連続確認ができます。
● マルチ検索機能と一括編集機能
複数の検索条件で目的のオーダーを呼び出すことができます。また選択行の一括編集で納期や機種名などを変更できます。
● 一括納品処理
バーコードでの納品処理はもちろんですが、選択行の一括納品処理にも対応しています。
3) 製造開始処理
オーダー登録後はステータスが「未手配」の状態です。これらの未手配データを製造開始処理で所要量展開 (同一品番処理、子品番自動展開、工程納期自動確定、発注予約データ自動生成)を実行後、作業指示書・図面・現品票などが印刷されます。これにより、ステータスは「製造中」になります。
● 同一品番処理とは
同じ品番でも納期違いなどの受注先の理由でオーダーが分かれることがあります。シップスでは製造指示をする範囲内に同じ品番があれば、ひとつの作業指示書でまとめ製造も可能です。
● 子品番展開とは
シップスでは最大6階層までのアセンブリ製造ができます。親オーダーは所要量展開時に子オーダーを自動生成します。
● 工程納期自動確定ロジックについて
仕掛日からスケジュール納期(社内納期)までの間で自動工数分解して工程納期を自動確定します。工程にぶら下がっている構成品は、その工程の仕掛日に間に合う発注納期で手配をかけます。

4) 発注処理
発注処理には製造開始処理の所要量展開から、発注予約一覧を通しての発注確定と手動で発注データを作成する方法があります。
● 発注予約
製造開始処理で所要量展開が完了した時点で発注予約一覧に表示されます。発注前に事前に確認ができるため、発注先、発注数量、発注単価、発注納期などの変更も可能です。発注確定で注文データを生成し、注文書印刷を印刷します。
● 手動発注データ登録
材料やナットなどは、在庫で持つために受注タイミングとは別に発注することがあります。そういう場合は発注伝票登録画面で手動で発注処理ができます。
● 発注入荷処理
入荷には注文書のバーコードもしくは発注一覧からの選択行の入荷処理ができます。分納にも対応し、検収者、検収日も同時に確定できます。

5) 請求書・支払明細書
納品データと発注入荷データは売掛買掛と管理され、取引先の締日単位で発行ができます。またインボイス制度や電磁帳簿保存法にも対応しています。
● 請求締め処理
請求書を発行する画面になります。入金処理をすることで、請求繰越残高の管理ができます。
● 支払締め処理
支払明細書を発行する画面になります。支払処理をすることで、支払残高の管理ができます。
●売掛買掛年間集計
決算月までの12ヶ月分の売掛 (売上、入金) および 買掛 (仕入、支払) を表示します。また売上と仕入の対比もできます。

6) 各種管理資料
受注データ、発注データ、納品データの金額をベースに、いろんな角度から見た集計表や集計グラフを出力できます。
● 受注データ評価
現在の受注状況リスト、納期達成率、客先別受注グラフ、受注データ日計グラフなど経営分析をするための豊富な機能があります。
● 納品データ分析
期間指定の客先別売上評価、期間内に売単価が変動している品番の自動リストアップ機能などがあります。
● 発注データ分析
期間指定の発注先別金額評価、期間内に発注単価が変動している品番の自動リストアップ機能などがあります。

製造フロー
1) 製品マスタ
取引先と品番をキーとして、売単価、階層品番、構成部品、作業工程、図面などを登録する製品基本データです。この製品マスタは通常、単独登録しますが、オーダー登録時にも同時生成ができるため、製品マスタがない品番もスムースに作成できます。ひと目で解りやすい画面設計により、工程順や構成部品、原価、各種 履歴情報を把握できます。所要量展開時にオーダーとリレーショナル解析することで、階層品番展開、工程納期確定、進捗管理データ生成、発注予約生成までを全自動処理します。製品マスタは製造指示、発注業務の自動化と効率化をサポートします。
● 工程登録
該当品番の製造工程を登録します。工程には移動日数、段取時間、作業時間を登録することで、より精度の高いコストと作業工数を算出します。発注したい工程には「発注予約をする」にチェックをすることで連動します。
● 構成登録
構成には、該当品番に紐づく子品番、シート材、鋼材、コイル材、購入品、管理部品を工程にぶら下げて登録します。これにより、その工程の仕掛日に間に合う発注納期を自動確定します。
● 図面登録
PDF・TIFF・JPEGのフォーマットに対応しています。画面上の図面エリアにドラッグアンドドロップで簡単に登録ができます。


2) 製造指示書
製造開始処理で作業指示書、図面、現品表を印刷することができます。作業指示書は第一工程に配布され製造手配が開始されます。製造指示書は製品と一緒に次工程へと引き継がれます。
● 帳票はエクセルテンプレート対応
印刷フォーマットの変更や項目追加等がスムーズにできます。
● 両面プリンタに対応
両面プリンターにも対応しているため作業指示書の裏面に図面を印刷をすることも可能です。
● QRコードにも対応
製造番号を一般の2次元バーコードやQRコードの双方で出力ができます。

3) 工程別負荷状況
所要量展開時に工程納期が自動算出されるため、事前に工程別の負荷状況を把握できます。これにより、工程納期の調整や人員投入計画をサポートします。この画面から受注先への納期変更依頼や工程納期調整による負荷分散もできます。通常は工程の作業工数で負荷を見るのですが、工程の段取時間や作業時間がしっかり登録されていない場合は、オーダー件数や製造数での集計もできます。また、工程別にスケジューリングした作業リストを印刷できます。
4) 工程パネル
進捗状況の把握と工程別着完の実績収集のために工程パネルを使用します。現場では各工程の作業残や負荷状況を把握できます。社員証バーコード、製造指示書の工程バーコードを読み取ることで誰でも簡単かつスピーディに着完処理ができます。
● 工程完了での反映
工程完了はリアルタイムに反映されます。進捗表示画面や作業日報画面で該当工程が完了したことが解りやすく表示されます。また最終工程を完了した場合はオーダーのステータスは「製造中」から「納品待」になります。「納品待」は納品処理をすることで「完了」になります。
● 現場で使用するパソコン
工程パネルはデスクトップパソコン、ノートパソコンはもちろんですが、無線LANに対応したタブレット端末やハンディターミナル (オプション) にも対応しています。

5) 進捗問い合わせ
工程完了処理、発注処理、入荷処理をすることで、リアルタイムに進捗状況に反映されます。マルチ検索機能で絞り込みをして一覧表示ができます。これにより遅れている工程やお客様からの問合せに対しても即座に返答ができます。別画面では工程延滞しているオーダーのみを表示する機能もあります。
● 3種類の進捗表示方法対応
用途に合わせて「全工程表示」「大工程集約表示」「完了工程→次工程表示→次々工程表示」の切り替えができます。


6) 不適合管理
不適合は製造指示書のバーコードを読み取ることでオーダーに紐づいて登録されます。発見された不良は不適合入力画面で内容や原因、発見場所、発生工程 などを入力し登録することで、リスト表示やグラフ表示による視覚的な資料のアウトプットができます。
● 不適合報告書
不適合発生者には不適合報告書を印刷して渡し、期日までに再発防止対策を提出してもらう仕組みも備えています。
● 次回の作業指示書に反映
作業指示書の空いたエリアに該当品番の過去の不適合を印刷することができます。前回と同じミスを防ぐための警告にもなります。
7) 作業日報
日々の着手完了作業により、「誰が」「いつ」「どの工程を」「何時間で」の作業実績データをサーバーに蓄積します。これにより、期間内の実績評価として、グループ別、工程別、作業者別など、用途に応じて結果分析ができます。
